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デイケア(通所リハ)における「栄養アセスメント加算」の算定要件・単位数について解説

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zuuuka
栄養アセスメント加算って知ってる?新たに出来た加算なんだ。

paaako
似たような名前は聞いたことありますが、その加算は知らないですぅ。

zuuuka
今までも栄養に関する加算はあったけど、色々と変更が加えられているから、一つ一つチェックし直した方がいいかもしれないね!

デイケア(それ以外の通所系サービスにも適応)には、令和3年度から「栄養アセスメント加算」という加算が新たに新設されました。

こちらの算定要件と疑問点、それに対する見解などについて解説していきます。

 

令和3年で変更された、老健入所・デイケアの加算についての解説はコチラでまとめていますので、是非併せてご覧ください。

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目次

この記事を読めばわかること

新設された「栄養アセスメント加算」の概要がわかります。

「栄養アセスメント加算」の算定要件・算定できる単位数がわかります。

現在、算定可能な内容のため、まだ準備が出来ていない事業所は考えて行ってもいいかもしれません。

 

栄養アセスメント加算の算定要件

①当該事業所の従業者として又は外部(※)との連携により管理栄養士を1名以上配置していること

②利用者ごとに、管理栄養士、看護職員、介護職員、生活相談員その他の職種の者が共同して栄養アセスメントを実施し、当該利用者又はその家族に対してその結果を説明し、相談等に必要に応じ対応すること

③利用者ごとの栄養状態等の情報を厚生労働省に提出し、栄養管理の実施に当たって、当該情報その他栄養管理の適切かつ有効な実施のために必要な情報を活用していること。

※他の介護事業所、医療機関、介護保険施設、日本栄養士会や都道府県栄養士会が設置・運営する「栄養ケア・ステーション」。
ただし、介護保険施設については、常勤で1以上又は栄養マネジメント強化加算の算定要件の数を超えて管理栄養士を配置している施設に限る。

下線の「栄養マネジメント強化加算の算定要件」は以下のよう通りです。

「管理栄養士を入所者50人(常勤栄養士を1人以上配置し、給食管理を行っている場合には、70人)に1人配置すること」

 

少し言い回しなど難しい部分があるため、ざっくりとデイケアでという前提でまとめると以下のようになります。

管理栄養士を常勤で1以上の配置

他職種でアセスメントを行い、それを利用者又は家族に説明する

LIFEへのデータ提出

この3つです。

ちなみに、この加算は要支援でも算定可能なものとなっているようです。

 

加算を算定する時の注意点

「口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅰ)および栄養改善加算との併算定は不可」

ここには注意が必要です。

ちなみに、口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅱ)に関しては併算定は可能なものになります。

zuuuka
管理栄養士が十分にいる事業所は両方算定すると思うので要注意!

 

栄養アセスメント加算の単位数

算定できる単位数は

栄養アセスメント加算 

 50単位/月

となります。

zuuuka
週に1回の利用でも、6回利用をしていても同じです!



 

栄養アセスメント加算を算定する時の見解

月1回50単位と考えると、人員配置は出来ても算定すべきかは悩むところかと思います。

そして、❷の部分が曖昧!

なので、私の見解をお伝えします。

ここからは確定情報ではなく見解になります。
ご理解の上、参考にしていただければと思います。

 

アセスメント内容についての見解

まず、「栄養アセスメント加算」に対しての様式やフォーマットなどはまだありません。

どのような内容で書けばいいのか迷ってしまいますよね!?

これに関しては、以前厚生労働省が出している「栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリング」の様式を使えば問題ないでしょう。

栄養スクリーニング・アセスメント・モニタリング

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000199128.pdf

(別紙2)の部分です。

期間としては、4回分の記入欄があるため、3ヶ月ごとに記入して1年分書けるようになっていると思われます。
(ここに関しては、1ヶ月ごとに書くという見解もあるかと思いますが…)

 

ただ、一つ問題点として、この様式は利用者サインをする場所が設けられていません。

下記でもお伝えしていますが、「説明」をする必要があるため、その証明としてサインはもらうべきだと思います。

 

「利用者又は家族に説明」という部分についての見解

アセスメントはそこまで大変なものではないと思いますが、「利用者又は家族に説明」という部分が少し重く感じるのではないでしょうか。

「何ヶ月に1回、説明が必要なのか」

ここに関して全く記載がありません。

例えば、リハビリマネジメント加算を算定するためには、リハビリ会議が必要になりますが、それについては利用から「6ヶ月以内は毎月・それ以降は3ヶ月に1回以上開催すること」と明確な期間が書いてあるのに対して、栄養アセスメント加算には書いてないのです。

アセスメントを3ヶ月に1回すると考えると、アセスメントをしたタイミングで説明もするのがベストだと考えられますかね。

そして、説明に関しては基本的には、利用者本人に利用中などのタイミングで説明すればいいと思っています。
(あまりに内容が伝わらない人に対しては無理かもしれません、その時は家族への説明も必要になってくるでしょう)



 

まとめ

新設される栄養マネジメント加算。

まだ不明点も多く、「まだ算定していないけど、今後は算定を考えている」という事業所も多いと思います。

まだ情報がしっかりと出回っていないため、予測の部分も多くなってしまいましたが、またわかり次第更新していきたいと思います。

他にもリハビリマネジメント加算や入浴介助加算など、デイケアの令和3年度の介護保険改定についての記事があるので、そちらも合わせて読んでみてください。

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こちらの本は令和3年度の介護保険改定内容がざっくりとわかりやすく書かれているのでおすすめです。
ただし、老健施設に限った情報ではなく、全ての改定について書かれているため、参考程度に読んでいただければと思います。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
当ブログでは、この他にも介護保険の解説や、理学療法士についての記事も定期的に上げていきます。リクエストなどありましたら、他の加算についても解説記事を作っていこうと思っています。

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