これまで、「時間術」と呼ばれる本をいくつか紹介してきました。
これらの本を読めば時間を有効に過ごす術がたくさん書かれているため、何かしら活かせるのではないでしょうか?
…だがしかし!
いくら時間を有効に使えても、楽しく幸せに生きられるかというと、それはまた別の話!
ほとんどの人の目的は、楽しく幸せに生きることだと思います。そんな、楽しく幸せに生きる、時間の使い方を教えてくれるのが今回の本になります。
「なまけもの時間術」
(著者:ひろゆき)
タイトルからして今までの時間術とは違いますよね。
時間にお悩みの方は、楽に生きるマインドを知っておくといいかもしれません!
著者はあの2ちゃんねるを開設してテレビなどでも活躍するひろゆきさん。
この本を読む前のひろゆきさんの印象は
「テレビや動画で相手を論破する人」
「普通に頭のいい、独自の意見を持った人」
という印象でしたが、この本を読んで
「一般的に見るとだらしない性格、生活」
・遅刻が普通、それが嫌な人とは付き合わない
・月1に日本に行く時以外、一日中映画やマンガやゲーム
・お腹が減ったら食事
・眠たくなったら寝る
といった生活
「でも「本来、人のあるべき姿なのでは?」と考えさせられてしまう説得力がある」
「とにかくめちゃくちゃ自分の道を行く人」
という印象に変わりました。
ひろゆきさんの事が今まで以上に好きになりました。笑
本書の中でご本人も言われていますが、ひろゆきさんの考え方を全部真似するのは無理です!(断言)
しかし、考え方の筋はめちゃくちゃ通っている方なので、参考に出来る部分もたくさんありました。
そこらへんを中心に紹介していきたいと思っています。
ちなみにこの本もなかなか自由に書かれいたため、まとめきれていなかったり、重複する部分もあると思いますがご容赦下さい。。笑
こんな人にオススメ!
- 自由に楽しく生きる術を知りたい
- ひろゆきさんの中の時間・お金・仕事・人間関係に対する考え方を知りたい
本書はひろゆきさんなりの考え方が存分に書かれています。
多くの人は
「それが出来てたら苦労はしない」
という意見の内容が多そうですが…
行動のほとんどが理にかなっているのがひろゆきさんのすごいところ!笑
考え方やマインドはなかなか真似出来ませんが、ひろゆきさんのように生き方はすごくうらやましいです。
「時間術」というタイトルですが、この本は主にひろゆきさんの時間に対する考え方・マインドが書かれた本です。
具体案が知りたいという方は、まずは他の本から入る事をオススメします。
内容
この本を完結にまとめるのであれば、
『とにかく人生楽しもう!
色々な経験をして、自分の好きなことを追求することで「自分だけの価値」を見つければ仕事にもなる。
最低限の衣食住と人との交流があれば人生楽しめる!
ストレスのかかるだけの仕事や人間関係なんてすててしまえ!」
というふうに書いてあると私は受け止めました。
本書は4章構成で書かれていますが、重複する部分も多いため、私なりに要点をまとめ、所々私の意見も入れさせていただきます。
時間と自由
好きなことを好きなだけやる
→それが「自分だけの価値」を生み出し、仕事になる
みんなが見ているものを同じように見ていても自分の価値は上がらない
「自由な時間」がない限り「自分の価値」は作れない
ここでは主に「自分だけの価値を見つける」という部分を中心に書かれています。
その他、
・睡眠欲には逆らわない
・遅刻をするなら遅刻を前提として待ち合わせ場所を決める
・遊び8割、仕事2割程度の考えで仕事に望む
・「明日できることは、今日やるな」その方が集中して出来る。
のような内容も書いてありましたが、この部分に関しては考え方は分かれると思います。
睡眠欲には逆らわない方がいい
→わかります
でも雇われの身では無理です。。
土日だけでもと書いてありましたが、
逆に体調を崩す可能性もあるかと思います。
「明日できることは、今日やるな」
「今日できることは、今日のうちにやれ」
真逆ですが、私は後者の方が正しいと思ってしまいます。
これは今まで追い込まれて失敗してきた経験があるからだと思いますが。。
この本の中では
「その失敗で自分がどのくらい出来るかの判断材料になる」
という考え方にすればいい。
とも書かれていましたが、なかなかその境地まで到達するのは先が長そうです。笑
時間と仕事
仕事は楽しく!
それがいい結果を生む
「楽しい」は「正しい」
「楽しい」は正義ということですね。これは間違いないと思います。楽しければさらに深まって「自分の価値」を高めることにもなります。
自分で1から作り上げる!
が自由への近道
失敗しても、それは貴重な経験
日本ではかなりの保証があるため、
「失敗を恐れずにやってみる」
を勧めている本はたくさんあります。
・・・でも怖いんじゃー
私にはきっと出来ないと思ってしまっています。笑
わからないこと・頼れるもの
は出来るだけ頼ろう!
自分の脳力だけでなんとかしようしない
「人に頼る事」は、時間を短縮する上で有効な考え方。
『わからないことがあった時』
自分で解決しようとするより、わかる人に聞いたほうが早く解決するケースは多いです。
聞いてから覚えればいいのです。
『役職など、上の立場にいる時』
現場の判断で回せるようにするのが大事です。
「トップがいないと何も決められない企業」
は多くあります。
自分も含めて人を「パーツ」と捉えることでハイパフォーマンスなチームが出来るのです。
ただ、「好きなこと」と
「仕事として向いていること」は
両立しない場合もある
「仕事は仕事、趣味は趣味」
と割り切ることも大事
好きを仕事にすることで、好きではなくなってしまうのであれば、割り切って「楽しみ」とした方がいい場合もありますよね!
そのまま好きでいられるなら、それが一番だと思います!
○日本人特有の考えで、見直したほうがいい点もいくつか書かれていました。
「努力は必ず報われる」
「頑張ることは美しい」
「嫌いな人とでも長い時間を過ごす」
「有給のような権利であっても休むことを遠慮する」
あなたも上記の内容は、聞いたり、経験したことがありませんか?
私はあります。
というより今でも休みがなかなか取れずにいます。
医療・介護業界だからかもしれません。
有給などの権利が取れないような企業は、利益構造なども良くない状況にあります。
ひろゆきさんの考えでは、自分の当然の権利を行使するためのウソなら手段としてアリとまで言われていました。
「満足にやりたいこともやれずに終わる人生なら、ウソをついてでも自分の時間を確保した方が人生楽しくなる」
この考え方は同感でした。
ちなみにフランスでは、みんなが1ヶ月間程度の夏休みを取ったりという事も当たり前にされているそうです。
時間と努力
物事は努力よりも環境や遺伝子など、条件の影響が大きい。
だから、ある程度の諦めも必要。
重要なのは、個人が優秀かどうか、どれだけ努力できるかどうかではなく、いかに勝てる波に乗れるか
出来るできないは、努力だけではありません。
環境や遺伝子による因子もあるのです。
だから自分が出来るものを見定めて、
勝てる波に乗るように色々と試したり経験を積んでいく方が大切だと言われています。
ひろゆきさんはまず飛び込んでみて、経験をしてから何が足りないのかを見定めていくというスタンスだそうです。
時間と幸せ
「迷う必要がないところで迷わない」
今は何でも選択肢が多すぎます。
一つ一つを迷っていると、時間もストレスもかかります。
ひとまず一番安いものを買ってみて、不具合を感じたらもう一つ上のレベルものを試せばいいのです。
「欲しいの本質を考えてみる」
たとえば欲しい洋服が買えなかった時、
「その服がほしいが買えない」
と思う限り不幸せに感じてしまいますが、
「その服を着て外出したい」であれば
「レンタルでもいい」と見方を変えれば不幸は感じません。
このように欲しい物の本質を考えてみると違った見方ができるかもしれません。
生活コストが上がる一番の理由
それはストレス!
ストレスのかかる仕事についている方は、
お金を使うことでストレスを発散している傾向にあるそうです。
特に危険なのは、
「一気に押し寄せるストレス」よりも、
「慢性的なストレス」の方です。
精神的にも肉体的にも悪影響になるのです。
SNSはメンタル破壊ツール
SNSにアップされているのは、多くは他人のキラキラした一瞬にすぎません。
周りがキラキラしていると、
自分がキラキラしていないと
勘違いをしてしまいます。
それでストレスを溜めてしまうケースも多いため、SNSとの向き合い方は慎重にすべきなのです。
失敗も成功も振り返らない
失敗をした時、過去を振り返って対策を寝れればいいですが、
「過去を振り返る=嫌なことを思い出してストレスを貯める」
という人がたくさんいます。
ストレスを抱えるくらいなら振り返らない方がいいのです。
過去を見ている限り未来のことは見えないし、未来が見えなければ、そこでうまくいくことはありません。
そして成功体験は気持ちよくはなれるものの、得るものは少ないため、失敗も成功も振り返らないそうです。
結局、住む場所と食べ物が合って、人とコミュニケーションがとれる状況であれば、人は幸せを感じることができる。
これは極論すぎますが…笑
言ってる事はまさにだと思います。
感想&まとめ
この本を読み終えて最初に思ったのは、
「こんな生き方は羨ましいけど、とても今のわたしではマネできない」
です。笑
素直に、私の周りにはこんな価値観を持つ人はいないため、すごく新鮮で、色々と驚きと発見がありました。
遅刻を正当化していく本、他に見たことありますか?笑
でもきっと、これからの時代、このような考えを持つ方は多くなっていくと思いますし、こういう方が新しい何かを作ったり、発見したりするんだろうと思います。
私の場合、どうしても相手の事を伺ってしまったり、他人からの評価が気になってしまうので、自分を出し切ることが出来ません。
ひろゆきさんは子供の頃から「普通」の少年ではなかったようなので、これも本書で出てくる「環境や遺伝子による違い」があるのかもしれませんね。
その中でも取り入れられる考え方もあったので、少しづつ取り入れていきたいと思いました。
「自分だけの価値を生み出す」
「人生は好きなものをしたもん勝ち」
「まず体験してみる」
「自分の欲求に対しての考え方を変えてみる」
最後まで見ていただき、
本当にありがとうございます。
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