深く考えて、
それをまとめ、
すぐに発信できる。
これは、鍛えれば誰にでもできるようになるのです!
今回ご紹介する本はコチラ!
「ゼロ秒思考」
著者:赤羽雄二
日本では、小さい時から、考える訓練や考えをまとめる訓練はほとんどされていません。だから、それを苦手とする人が多いのです。
しかし、考えたりまとめたりすることは、今からでも訓練すれば鍛えることができます。
本書は、「ゼロ秒思考」になるための考え方のヒントや、深く考える力を鍛えるための具体的な方法が書かれています。
1日10分の訓練であなたも「ゼロ秒思考」を手に入れましょう!
こんな人にオススメ!
- 頭がキレる人になりたい!
- 素早く正確な判断ができる人になりたい!
- そのためなら毎日10分をかけられる!
本書は考え方のヒントと訓練法が書かれています。
そのため、本を読んでもそれを実践しないと意味がありません。
また、10分程度ですが毎日の積み重ねが訓練になるため、三日坊主にならないように続けないと効果は出てきません。
当ブログを見て、やってみたいと思った方は、出来るだけ続けられるようにがんばりましょう!
内容
<会話力>
言葉を自由に、的確に使うことを目指す!
「自分の思っている事を、相手に伝わるように伝える」
これは簡単なようですが、苦手とする人が多くいます。
仕事やプライベートの会話では、相手がどう取るかを考えず、自分の考えだけを一方的に伝えても、うまく伝わりません。
相手の事も考えながら、自分の意見を言えるようになると、相手にも伝わりやすくなり、円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
わかりやすい話をする人は、視点やポイントが明確で、言葉選びもしっかりしています。
「考える力」がついてくると、このような人がリーダーシップを発揮して、優れたリーダーになっていくことができます。
普通の人は、自分では考えていると思っても、実際考えが浅い事が多いのです。
これは考える訓練が出来ていないからです。
この本でその方法を教えてくれます。
<判断力>
成果をあげられる人は、高速で判断を下し、大きな成果を挙げます。
逆に成果をあげられない人は、考えの堂々巡りで物事の判断ができず、無駄に時間を消費してしまいます。
この差は大きく2つあると言います。
①訓練の欠如
学校などで、判断力を上げるための訓練はあまりしません。なので、「できる人とできない人」の差が広がっていきます。
②生産性という概念の欠如
多くの人にとって、考える時間の長さと、アウトプットの成果は比例しない場合が多いのです。
訓練をすれば、短い時間でいい判断が下せるのです。
優れた経営者やリーダーが即断即決ができるのにも理由があります。
普段出てくる問題について
- 仮説を立て
- それを検証して
- 修正する
このような考えをしていることで、即断即決ができるようになるのです。
人間には元々、素晴らしい判断力・思考力・行動力があります。今の環境によってその能力が退化してしまっていると著者は言います。
なので、鍛えることで、その能力を誰でも発揮させることができるのです!
そのための訓練法として提案されているのが、本書の主な内容です。
この答えは「メモ書き」です。
ただ「メモ書き」と言われても、よくわかりませんよね!?
なので、その効果や具体的な方法を、お伝えしていきます。
<「メモ書き」の効果>
・こわばった頭をほぐす柔軟体操
・頭に浮かぶ疑問・アイデアを即座に書き留めることで、頭が動くようになり、気持ちも整理される
・自意識にとらわれることがなくなっていく
「メモ書き」をすることで、頭はほぐれ、物事の整理に役立ちます。
そして、その結果
・頭がスッキリする
・はっきり形になって、ポイントがわかるようになる
・腹が立たなくなる
と「ゼロ秒思考」に近づくことができるのです。
<「メモ書き」方法と書き方>
メモ書きの方法
それでは具体的な方法を見ていきましょう!
本書では具体例などもたくさん書いてありますが、こちらでは大体の流れをお伝えしていきます。
・A4用紙横書きで使用
・1件1ページ
・1ページに4-6行
・各行20-30字
・1ページを1分以内
・毎日10ページ書く
1分で10ページ書くため、毎日10分程度で行います。
内容を見ると、最初は1ページ1分で終わる内容ではなさそうですが、慣れてくればできるようになるようです。
また、「A4用紙以外でもいいの?」
と思う方もいると思いますが、これに関しては著者も色々試した結果、A4用紙を使って、ファイリングしていく方法が最も良いとのことが書いてありました。
メモの書き方
・A4用紙を横書き
・左上にタイトルを書いて下線を引く
・右上には年月日を書く
・4-6行書いて終わりにする
書き方はこれだけです。
なのでA4用紙はかなり余ることになります。
でもこれでいいとのことです。
しかし、これだけ見ても、
「タイトルって何?」
「タイトルに対して何を書くの?」
となると思うので、これらを解説していきます。
[タイトル]
・思いついたこと
・気になること
・自分の成長課題
・腹が立って許せないこと
など。頭に浮かぶものをそのままタイトルにします。
内容はなるべく具体的に書いたほうがいいため、腹が立って許せないことなどは、その人の名前も書いちゃいましょう!
自分だけしか見ないメモなので。
といっても、なかなか1日10タイトルも浮かばないと思われるかたも多いと思います。
ですので、本書に書いてあった、タイトルを作るためのコツも紹介します。
・1つの事を多面的に書くことで、そのテーマに対する視野も広がる
同じようなタイトルをいくつ書いても構いません。
・1つのタイトルの内容の中に、新たなタイトルが生まれることが多い
書いていくとどんどん広がっていくものもあると思います。
[内容]
・タイトルについて感じたこと
・疑問点や、次にやるべきこと
・それらを深掘りしていきます
タイトルについて、客観的に分析していきます。
それを4-6行書いていきます。
もし、どんどん浮かんできたら、新たなタイトルとして書きましょう!
「メモ書き」の活かし方
[仕事に活かす]
この「メモ書き」は、自分の考えを深掘りするときにも使えますが、仕事で何かの企画を考えたりするときにも使うことができます。
色々な企画を考えるとき、浮かんだ企画を1つのタイトルとして、まとめていきます。
何枚ものA4用紙に書いていくことで、まとめやすくなり、整理しやすくなります。
[プライベートで活かす]
会話の中で、悩みを聞くときなどにも使えます。悩みを聞きながら、メモを書いてあげることで、相手の頭の中を整理してあげることができます。
このように、まずは自分の頭の中を整理することに使って、「ゼロ秒思考」を手に入れましょう!
これに慣れてくれば、自分の事以外にも使えるようになるため、まずはこの「メモ書き」の方法をマスターしていきましょう!
感想・まとめ
私は、自分の頭の中を整理するのが、あまり得意ではありません。
ですので、この本を読んで、メモ書きを試すようにしています。
本書では、A4の裏紙を使う事をオススメされていましたが、私の場合は裏紙がないため、まっさらなA4用紙を使うことに少しためらいは感じながら行っています。笑
まだ始めたばかりで、1分では書けていませんが、早く慣れて1分以内に書けるようにしたいと思っています。
ビジネス系YouTuberの動画を見ていても、この本を紹介していたり、この本を参考にしたと思われるアドバイスをしている方も多く見かけます。
ですので、かなり有効な方法なのではないかと思い、取り入れるようにしています。
当ブログを見て、何となくでも
「こんな感じの訓練をすればいいのか」
と思っていただけましたでしょうか?
実践してみたいと思われた方は、具体例なども書かれているため、本書を実際に読んでから始めるのがいいと思います。
- 「メモ書き」を活用して「深く考える力」を身につけよう!
- 即断即決ができるような優秀な人材になろう!
最後まで見ていただき、
本当にありがとうございます。
当ブログを読んだり、この本に対する感想、
オススメの本などありましたらコメント欄に書いていただけると嬉しいです(=^・・^=)