令和3年度に老健施設に関わる介護保険の改訂が多く行われています。
特に今回の改訂で大きく変わるのがLIFEへの情報提供だと思います。
今まで算定できていた加算が、LIFE連携をしないと取れなくなったり、今までと同じように行っても減算になってしまったりする加算も多いです。
今回の改訂でどのような変化があったのか、今までの記事で書いているのをまとめているので、参考にして見てください。
今後も徐々に更新していきます。特に入所に関しての加算はまだ更新できていません。今後アップしていく予定です。
老健におけるデイケア(通所)の加算
デイケアで一番変更が大きい点はリハマネ加算です。その他の加算もLIFE連携をしないと加算が算定できないものも多いため、算定しようと思っている事業所は、加算の変更部分について知っておいた方がいいでしょう。
リハビリマネジメント加算(A)(B)
リハマネ加算は今まで(Ⅰ)〜(Ⅳ)の4段階に分かれており、改定後も(A)イ・(A)ロ・(B)イ・(B)ロの4段階には分かれています。
同じ4段階でも、その内容には大きな変更が加えられています。
詳しくはコチラからご確認ください。
栄養アセスメント加算
令和3年度の改訂では、「栄養」に関する加算に大きな変更が加えられています。
「栄養アセスメント加算」と、次にある「口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅰ)」は併算不可の加算です。
どちらの加算を算定するのか、「口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅱ)」で併算をしていくのかなどは施設の方針によっても異なると思いますが、算定要件やポイントは押さえておいた方がいいと思います。
口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅰ)(Ⅱ)
「栄養アセスメント加算」とともに、栄養に関わる加算になります。
上記でも説明したように、栄養の加算はたくさんあり、「同時に算定できるもの・同時には算定できないもの」があるため、しっかり理解してからどの加算を算定するか決めましょう!
「リハマネ加算」の時は(Ⅰ)と(Ⅳ)では(Ⅳ)の方が算定しにくく、取得単位数も多い加算でした。
「口腔・栄養スクリーニング加算」では(Ⅰ)と(Ⅱ)で比べると、(Ⅰ)の方が算定しにくく、単位数も多い加算となっています。
各加算の後ろにローマ数字がよく使われますが、その加算によって考え方がバラバラなのはどうにかして欲しいところです…
入浴介助加算(Ⅰ)(Ⅱ)
入浴に関わる加算も今回の改訂で変更が加えられています。
ただ入浴の介助をするだけでは減算になってしまい、家で入浴できるようになるような働きかけをすることで、今までと同じ単位数を取得できます。
老健における入所の加算
入所の加算については今後も更新していく予定です。
入所における「基本型・在宅強化型」の基本報酬
基本報酬の単位数です。
こちらでは、「基本型・在宅強化型」の従来型個室と多床室の単位数を掲載しています。
PDF資料も作っていますので、ご活用ください。
療養型に関してはリクエストがあれば作ります。
(きっとあまり需要ないですよね…)
リハビリマネジメント計画書情報加算
この加算、算定要件・単位数は問題ないのですが、計画書の「書式・様式」は確認をしておく必要があります。
計画書の中での必須項目をわかりやすく解説していますので、単位取得を考えている場合一度確認しておいていただくといいと思います。
褥瘡マネジメント加算(Ⅰ)(Ⅱ)
褥瘡マネジメント加算は新設された加算です。
こちらもLIFE連携をさせるための加算と言っていいでしょう。
まとめ
この他にも、令和3年度に改訂された加算は多くあります。
私なりにしっかりと理解できたものから解説させていただいていますが、わかりにくい加算・解説して欲しい加算などありましたら、コメント欄に是非書き込んでください。